鳥の詩 杉田かおる

 自然の中の自分、自分の中の自然、そして自分もまた自然。

 阿久悠さんが書かれた「私の心が湖(うみ)ならば、必ずやさしい鳥が棲む」というエンディング部分の歌詞が大好きです。

 都会の喧騒から離れた大地で生き生きと暮らされている杉田かおるさん。山も谷も荒波も静寂も経験されたであろう杉田さんが今の自分で歌い上げる「鳥の詩」には、時の流れに洗われた「自然」の美しさを感じます。