ever since 神田沙也加
天使のようだった歌声は、今、天使の歌声となって空を駆け、海を渡る。 時には花となり、時には雨となって、ただ愛するものが愛される事を願う。 目を閉じればそこにあり、見上げればそこにあり、涙に消える事もなく胸の鼓動と共...
天使のようだった歌声は、今、天使の歌声となって空を駆け、海を渡る。 時には花となり、時には雨となって、ただ愛するものが愛される事を願う。 目を閉じればそこにあり、見上げればそこにあり、涙に消える事もなく胸の鼓動と共...
胸に静かに静かに染み渡る鬼束ちひろさんの「書きかけの手紙」。 鬼束ちひろさんはバラードの魔術師ですが、この作品からも愛を運ぶ清らかな水のような波動が伝わってきます。 心から放たれたものしか心には届かない ̵...
時は昭和13年 – 田中絹代さんと上原謙さん(加山雄三さんのお父様)主演の映画「愛染かつら」で美しく流れる「旅の夜風」。 映像と共に心を切なく揺さぶるこの歌は、男女のデュエット曲としてもとてもロマンティッ...
私の人生で初めての一人旅は15歳の時に訪れた沖縄でした。 長崎から鈍行列車で鹿児島へ、そして鹿児島の港からフェリーに乗って25時間かけての船旅 。もちろん 一番安いチケットを購入していたので雑魚寝で夜を明かしたのです...
まだ3歳だった私を優しく抱いて、夕焼け空を舞う赤とんぼを眺めながら大好きな祖母は言いました。 「とんぼの背中には旅立った大事な人達が乗っている」と。 おそらく私にとって、人生で初めて言葉と心と情景が繋がった瞬間でし...
愛しい人は常に近くて遠い。 天国までは何マイルくらいあるのだろう – そう考えてしまう時があります。 例えどんなに遠くても、いつかまた、きっと…
非常に美しい手に祝福された角野隼斗さんが奏でるショパンの「ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11」。 角野さんならではの透明感が清らかな風のように場を包み、踊っている時も静かな集中力を保たせてくれます。 ショパンと角野隼...
子供の頃は永遠のように思えた夏ですが、今では「あっという間に過ぎて行く季節」という印象です。 夏はとても不思議な力を秘めていて、夏が終わった後の自分は夏が始まる前の自分とは何かが変わっているような気がします。 太陽...
甘美な微熱のようなこの調べは、非常にトウに響きます。耀きが静かにフェードアウトしていく夏の宵、まだ熱がこもっている空気に気持ち良く寄りかかりながら踊りました。