ブラームス 弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18

 非常にドラマティックで美しいメランコリー漂う第2楽章で踊るブラームスの「弦楽六重奏曲第1番」。  冬の大地のテクスチャーをイメージしながらステップを踏んでいると乾いた風に背中を押され、体が進むべき場所へと自然に運ばれて...

小樽のひとよ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ

 三条正人さんの濁りなき上品な美声に運ばれる恋物語「小樽のひとよ」。  声にも「甘い」「辛い」があると思いますが、三条さんのヴォーカルはまるでヴィンテージ・ポートワインのような極上の甘さで薫り高く響きます。  冬空の下、...

プロコフィエフ ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80

 セルゲイ・プロコフィエフのマスターピース「ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調作品80」。  偉大な作曲家自身がこの作品を捧げたダビッド・オイストラフによる哀愁溢れる演奏は、何度聴いても深く感動します。  「墓場を吹き抜け...