幼少期よりクラシック音楽の英才教育を受けて育ったミシェル・ポルナレフのLove Me, Please Love Me(愛の願い)。
人は己の性(サガ)には抗えない、抗ったとしても結局は自分の本質へと振り戻され、その過程で数々の試練を経験する事で成熟し、やがて本人にとって一番いいタイミングと形で開花すると信じますが、ミシェル・ポルナレフの人生はまさにその典型だと思います。
フランス語がまだ全然分からなかった子供の頃、英語の歌詞で始まるこの曲はミシェル・ポルナレフ作品の中でも特に印象に残っています。
今聴いても、彼が大きな影響を受けたエルヴィス・プレスリーのLove Me Tender(やさしく愛して)に通じるものがあるロマンティックでとても素敵な名曲です。