肩代わり3

 「共感」する - まさにこの感覚を思考だけではなく自らの心と身体で、相手と共に生きている時間の中で体験し、分かち合っている。

 そして、その体験は決して一方向・一方的なものではなく、今、この瞬間にも、きっと私たちの事を愛してくれている誰かが、どこかで私たちの痛みや苦しみを肩代わりしてくれている。健やかである事を願ってくれている。幸せを静かに祈ってくれている。
 だからこそ、自分はこうやって生かされている。

 そう思うと、何とも言えない感謝の気持ちが込み上げて来て、自らの痛みや苦しみが持つ意味も変わるように感じます。