Allegro Vivaceなエネルギーで非常にdanceableな麻丘めぐみさんの「森を駆ける恋人たち」 – 昭和のミニ・スカート&ロングヘアのアイドル歌手と言えば、やはり南沙織さんと麻丘めぐみさんが最強なのではないでしょうか。
鮮烈なデビュー曲「芽ばえ」から数えて4枚目のシングルとなったこの歌は、そのすぐ後にリリースされ社会現象にもなり、麻丘めぐみさんがレコード大賞大衆賞の栄誉に輝く事となる大ヒット曲「私の彼は左きき」へのプロローグのようにも響きます。
その原型がまさに麻丘めぐみさんにあると言ってもいい女性アイドル歌手の系譜は、麻丘めぐみさん→岡田奈々さん→高見知佳さん→森高千里さん→AKB48という流れのような気がします。
ちなみに今ではカジュアルな施術で作る事も可能になった「涙袋」が、とても可愛らしいというイメージを世間に浸透させたのも麻丘めぐみさんだと思います。
歌手デビュー前から雑誌SEVENTEENの人気モデルとして活躍していたスタイル抜群の麻丘めぐみさん。当時、真似をする人達も沢山いた元祖「姫カット」の緑の黒髪をなびかせ、剣道で鍛えた体幹に支えられた肺活力で伸びやかに歌い踊るカコちゃんは、昭和のアイドルの中で最も甘美な「泣き声」を持つ愛らしい巫女のようなOne & Onlyのスターでした。