圭子の夢は夜ひらく 藤圭子

 藤圭子さんの丹田から地鳴りのように響く歌唱には、迫力満点の哀愁を感じます。

 美しいものは同時にとても悲しい – 憂いを帯びた風がどこからともなく吹いてくる藤圭子さんの歌声と歌心が胸に染み渡る一曲です。