イゴール・ストラヴィンスキーがバレエ・リュスのために作曲した「ペトルーシュカ」。
今回はその中からフォースト・ムーヴメントの4曲目「ロシアの踊り」を選びました。マンツーマンでのアレグロ・レッスンだったので、オーケストラではなくマウリツィオ・ポリーニ演奏のピアノ・ヴァージョンで振り付けてみました。
楽譜にもAllegro giusto(アレグロ・ジュスト)と明記されているため、光広がり風そよぐ景色に包まれ、大地に小気味よく、そして正確にステップを刻みながら踊りました。
ストラヴィンスキーは谷崎潤一郎のような美食家だったのですが、この偉大な作曲家が何よりも好んだのは偉大な振付家ジョージ・バランシンの手料理でした。
天才が作った料理を天才が堪能する - まさに夢のような食卓です。