結局、許すことによって得られる解放と自由のメリットは、許さないことによって続く束縛と停滞のデメリットを上回るのではないでしょうか。
単純に損得勘定で判断しても、許す事の方がお得なのです。
しかし、頭で理解して許そうと心掛けていても、ふとした瞬間に再び記憶にスイッチが入り「やっぱり許せない」 - そういう気持ちになってしまう場合も多いと思います。
私自身も、もう手放したつもりになっていた過去の場面が蘇り、怒りや悔しさに襲われる時もありますが、そういう自分も含めて「許す」とおおらかに構え続けていれば、少しずつですが許し方も上手になって行くような気がしています。
「許す」 - それは相手が私たちから必要としている免罪符ではなく、私たちが自分自身に与える事が出来る前進へのきっかけなのではないでしょうか。