ドビュッシー 夜想曲

 流麗な映像が所々で絵画に変わるような響きを持つドビュッシーの「夜想曲」は、ステップのサイズ感の調整と緩急を細かく求めてくる曲です。

 動きの始まりを決して急がず、動きの終わりが終わり切るのを待つ  – この音楽が持つ世界観の文脈に沿って誠実に踊っていると、ダンスをカウントで括る事などナンセンスの極みなのだという事に改めて気付かされます。