ジョルジュ・ビゼーの「アルルの女」組曲第2番メヌエットは、Plié（プリエ）からTendu（タンデュ）、そしてRelevé（ルルヴェ）への流れをシームレスに繋げてくれるような旋律です。
今回のトウシューズでのマンツーマンレッスンは、ポアントに立つ事よりもポアントに立つために必要な弾力のある柔らかいPliéの踊り方を大切にした時間でした。
ポアント・ワークも他の踊り同様、Pas（パ＝ステップ）からPasへのトランジションの過程で音楽という波のうねりに乗る事が重要ですが、そのためにはPliéの深さ、スピード、そしてタイミングを上手くコントロールする必要があります。
Pliéはダンサーにとって常に最強の味方です。Pliéを良く知り、感じ、愛し、踊り上げる事こそ、PliéとPliéの間に存在する全てのPasのクオリティーを高めてくれるのです。
