家で静かにテレビ観戦した聖夜の全日本フィギュアスケート選手権女子フリー。残念ながら本田真凜選手の演技を観る事は叶いませんでしたが、非常に嬉しいサプライズがありました。
ショート・プログラムも十分に素晴らしかったジュニアでまだ13歳の上園恋奈選手ですが、フリーではその溢れる才能とポテンシャルの高さが更に美しく光り輝きました。
上園選手の演技を観た瞬間、浅田真央さんとキム・ヨナさんのいいとこ取りプラスαだと感じました。ジャンプ、スピン、ステップの全てを兼ね備えた上園選手は、美しい曲線を身体全体で描く事を可能にするプロポーションと音楽を滑りで奏でる表現力にも恵まれ、まさにトータル・パッケージと言えるでしょう。
今の日本の現役女子スケーターの中でロシアに負けない「美」と「エレガンス」を持っているのは、上園選手だけなのではないでしょうか。今後、大きな体型変化やケガさえなければ、上園恋奈選手は間違いなく全日本女王になると予想します。
上園選手なら世界選手権はもちろん、オリンピックでのメダル獲得も十分可能でしょう。
クリスマス・イヴに咲いた花の美しさが世界中のフィギュア・ファンを魅了する日を、心から楽しみにしています。