Canon – 深田恭子

 バロックの定番とも言えるパッヘルベルの「カノン」- マンツーマンレッスンで踊った一曲は、深田恭子さんによるピアノ演奏ヴァージョン。
 そうです。多くの方に「深キョン」として愛されているあの女優の深田恭子さんです。

 アカデミックな評価・論評とは関係ない領域で、深田恭子さんが持っている良い意味での「幼児性」が、非常に純真無垢な響きとなって振動している素敵な演奏となっています。

 テクニカル的には上半身の繊細なコーディネーションが重要なPasの連なりとなった小作品でしたが、ダンサーもこの曲のあどけなさの中で、子供っぽくではなく「子供のように」心身を開放して踊ってくれた楽しい時間となりました。