バレエのボディポジションの一つであるクロワゼ。
この言葉は、本来「クロスされている」という意味ですが、具体的に何がどうクロスされているのかと言うと、客席から観た場合に(この視点が大切です)、舞台上のダンサーの脚がクロスされている状態である - すなわち客席側に近い方の脚が舞台奥側になる脚に上から被さる状態で交差しているという事が、最も単純な解釈だと思います。
これは4番ポジション、5番ポジションで立っている時だけではなく、それらのポジションからドゥヴァン(前)、デリエール(後ろ)、アンレール(空中)へ脚を運んだ際にも当てはまる非常にざっくりとしたクロワゼの捉え方です。
しかし、実はクロワゼと言うポジションにとって大切なのは、上半身のコーディネーションとシルエットなのです。