月: 2024年1月

　多くの偉大なピアニストによって解釈・演奏されている「テンペスト」。 　座って聴いている分にはどのパフォーマンスも素晴らしいのですが、レッスンでステップの始点、終点、緩急、そして高さ、深さを繊細に踊り上げるためには、グー...

　ジョルジュ・ビゼーの「アルルの女」組曲第2番メヌエットは、Plié（プリエ）からTendu（タンデュ）、そしてRelevé（ルルヴェ）への流れをシームレスに繋げてくれるような旋律です。 　今回のトウシューズでのマンツー...

　スラヴァが語りかけるように歌うチャイコフスキーの「子守歌」。 　チャイコフスキーらしい物悲しさと純真さが彼の清らかな声に運ばれて、静かな冬の空気の中で繊細に震えているような感じがする曲です。 　踊っているうちに心が澄ん...

　数多くのアーティストに歌い続けられている喜納昌吉さん作詞・作曲の「花」。 　夏川りみさんヴァージョンは、オープニング部分のアカペラが静かに響く非常に印象的な仕上がりとなっています。 　有機的な動きと流れを大切にしながら...

　おおたか静流さんが歌う浜口庫之助さん作詞・作曲の「みんな夢の中」。 　夢であって欲しい時、夢なら覚めないで欲しいと願う時、悲しい時、そして嬉しい時にも心に沁みる静かな力を持っている曲です。

永遠となった風花頬濡らす

　One＆Onlyと言えるグレン・グールド版ベートーヴェンのピアノソナタ第8番で幕を開けたクールバレエの2024年。 　思考が邪魔をする事を許さないグールドのマジカルな演奏に操られて、まっさらな空間に身体全体で「祈り」を...

美しい飛翔の一年となりますように