アティテュードの造形美は、美術様式で例えるならば極めてアール・ヌーヴォ的です。
空間に蔦が絡まるような螺旋を描いて上昇する - アティテュードはそういう有機的な曲線のエネルギーを持っています。
アラベスクが放つエネルギーのベクトルが果てしない景色へと向かう「前後」であるのに対して、アティテュードのベクトルは「上下」なのです。
敢えて英単語ひとつで表現するとしたら、アラベスクはGoing、アティテュードはBeingという感じでしょうか。
今、この大地から湧き上がって天へと舞い上がって行く光の渦のような曲線。それがアティテュードという舞がアティテュードらしさの中で踊り上げられた時に生まれる美だと思います。